長野に来たら絶対訪れてほしいのが、明治45年に建てられた赤レンガの洋館は国の登録有形文化財に指定され、現在はフレンチレストランを営業する「楽茶れんが館」です。
本格的なフレンチランチを3種類から選ぶことができ、天然ハーブを食べて育った「信州ハーブ鶏」のランチも絶品です。
善行寺周辺「楽茶れんが館」

明治45年に「信濃中牛馬合資会社」という運送会社の社屋として建てられた赤レンガの洋館です。善光寺の門前に並ぶ純和風の建物の中で目を引く存在で、現在は国の登録有形文化財に指定されています。
歴史ある建物で「お箸で気軽に食べられるフレンチランチ」をコンセプトとしており、予約なしでも食事や喫茶が楽しめるフレンチレストランです。
お店の雰囲気

外観の古めかしい厳かな雰囲気から一転して店内は明るいです。
おそらく外から見えないよう目隠し加工された窓からは日差しが柔らかく注がれ、外からは赤い日よけで隠れている入口の扉上のステンドグラスが煌めいて綺麗です。
古い建物にも関わらず天井が高いため解放感があって居心地が良いです。
「楽茶れんが館」のメニュー

ランチメニュー
ランチメニューはA、B、Cの3種類があります。
ランチ以外にアラカルトがあり、ネットやSNSでは「自家製ビーフカレー」が美味しいと評判です。
私は、夜は敷居の高いフレンチレストランにせっかく訪れたので、ランチメニューからお手頃な「ランチA」を選び、メインは「信州ハーブ鶏」にしました。
信州ハーブ鶏とは
長野県には「信州黄金シャモ」「信濃地鶏」「信州ハーブ鶏」という3種類のブランド鶏の銘柄があり、「信州ハーブ鶏」は以下のような特長があります。
出荷日の40日前後からエサとなる飼料に天然ハーブとビタミンEを配合することにより、脂肪の酸化が抑制され、程よい風味が生まれます。
鶏肉臭さが緩和されて、癖のない身質と自然な鶏肉の旨みが特長です。しなの木ハウス「安心・安全の地元素材」
天然ハーブは「オレガノ、ジンジャー、シナモン、ガーリック」などを飼料に配合して肉の臭みやえぐみをなくし、風味豊かにしているそうです。
ランチA(スープ・パン・信州ハーブ鶏)
スープ、パン、メインの順に配膳されます。
お野菜のサフラン風味のスープ

どろっとした見た目の野菜の甘みが溶け出した絶品スープです。
一口食べて、頭の中が「おいしい」でいっぱいになります。美味しい料理は一定のレベルを超えると「とにかくおいしい」としか表現できなくなることがありますが(語彙力の問題でもありますが)、このスープがまさにそれです。
普段食べたことがない味ゆえに、何が混ざるとこんなにおいしい味になるのか想像もつかない味です。
確認できた具材は、ブロッコリー、海老、にんじん、ねぎ。どろっとした食感は蕪が溶けてるのかな? スープだけで「今日のランチ大成功」と心の中で拍手喝采の満足感がありました。
パンとオリーブ油

パンとオリーブ油の登場。
固めのフランスパンはカリっと温められていて、ちぎってそのまま食べてみると口の中が乾くので、二切れ目からはオリーブ油をつけて食べます。
食べ終えたスープ皿をちぎったパンでぬぐって食べると、最後まで余さず絶品スープを堪能できて多幸感でいっぱいになります。
信州ハーブ鶏 赤ワインのソース掛け

このお店のコンセプトが「箸で気軽に食べれるフレンチ」とあるように、メインの「信州ハーブ鶏」はお箸で取りやすいサイズに配慮されていて食べやすいです。
試しにナイフを入れると、鶏の皮がパリッとした触感が伝わります。
一口食べると、鶏の皮のカリっとした食感としっかりした鶏肉の歯ごたえと旨みが口に広がります。
付け合わせの野菜は、かぼちゃ、なす、ピーマン、パプリカ、アスパラ、カリフラワー、ブロッコリー、ズッキーニ。どれも絶妙な焼き加減で、野菜本来の味と甘みが楽しめます。
赤ワインのソースはアルコールが完全に飛んでいるそうなので、車の運転のある方やアルコールが飲めない方でも問題なく食べられます。
楽茶れんが館の「信州ハーブ鶏」のランチは長野に来たら絶対食べてほしい信州グルメですので是非立ち寄ってみてください。
「楽茶れんが館」のお店情報
- 店名
楽茶れんが館 - 住所
長野県長野市大門町67-1 - HP
https://www.machidukuri-nagano.jp/renga/ - その他
現金必須
スープ・パン・信州ハーブ鶏orサーモンor真鯛(+100円)
オードブル・スープ・パン・信州ハーブ鶏orサーモンor真鯛(+100円)
オードブル・スープ・パン・和牛のポワレ・デザート