長野に来たら一度は食べてほしい信州グルメが長野のソウルフード「おやき」です。
善光寺の門前にある「小川の庄」では、長野でも珍しい囲炉裏で焼き目をつけた「おやき」があり、カリっとした皮が焼きたてパンのような香ばしさで他では食べられない逸品です。
目次
善光寺周辺「小川の庄」
善光寺の門前にある「小川の庄」は店頭に「いろりで焼いています」という看板が目印のお店です。
「小川の庄」は、1986年に長野県小川村が民間事業者と共同(第三セクター方式)でおやきの製造販売する会社として誕生しました。
長野市と大町市の間に位置する小川村は、信州の特産品の「おやき(お焼き)」の名所として知られています。「小川の庄おやき村」は、田園の中にある農家を改造して7人で始まったのが20年の間に観光名所となり、村おこし事業として脚光を浴びています。ここで作られる「縄文おやき」は、今や海外まで知られるようになりました。年何億円もの売り上げがあるそうです。小川村のおやきが美味しいのは、米作りに向かない気候だったため、昔からおやきやソバ等の粉食文化が発達したためです。
信州とっておき情報「小川の庄おやき村」
信州のおやき発祥の地
小川村の筏が原には縄文時代の遺跡があり、穀類を粉にして食料にしていたと言われ、信州のおやきの元祖とも考えられています。
そのため、小川村のおやきを「縄文おやき」と呼び、昔ながらの囲炉裏で焼くスタイルで提供しています。
「蒸しおやき」と「焼きおやき」
「おやき」は2種類の調理方法があり、蒸した「蒸しおやき」と焦げ目のつく「焼きおやき」があります。
観光地の土産物店や県内の飲食店やスーパーなどで売られる「おやき」のほとんどは「蒸しおやき」です。形は平べったく、もちもちした特徴があります。
一方、「焼きおやき」は長野でも珍しく、小川村の「縄文おやき」は焦げ目のつく「焼きおやき」です。焼き立ての丸パンのような見た目で、皮がカリっと香ばしい特徴があります。
お店の雰囲気
店内は鰻の寝床のように奥に向かって細長い作りになっており、手前はお土産売り場、奥に飲食スペースがあります。
運が良ければ、囲炉裏の炉端席に座ることができ、目の前で熱々の「おやき」を焼くところを見ながら食事をすることもできます。
炉端席は6~7名ほどでいっぱいになるので、混んでいると囲炉裏から離れたテーブル席に案内されます。目の前に炎があって熱いので夏場などは空いてます。
おやき作りの鑑賞
店員二人が「おやき」を作って並べる係と焼く係とに分担して「おやき」を作っていました。
一人が「おやき」の生地を広げ、具材を入れ、形を整えると、平たい鉄鍋に並べます。もう一人は、頃合いを見て鉄鍋の「おやき」をひっくり返し、両面に焼き目がつくと火から離れた網に移してじっくり弱火で温めます。
出来上がった「おやき」は一旦トレイで冷まされ、注文が入ると、再度網の上に置いて温めた熱々の「おやき」が提供されます。
「小川の庄」のメニュー
毎日変わる日替わりメニューで、この日のお品書きは「野沢菜、卯の花、あずき」の三種類でした。
迷わず「野沢菜」を注文し、支払いを済ませます。
セルフサービスで「そば茶、味噌汁、お新香」があり、この日はサービスで「おこわ」も付きました。
野沢菜おやき
「野沢菜」は、長野県野沢温泉村の特産品で長野でしか食べられない食材です。シャキシャキとした食感が特徴で、「野沢菜おやき」の具材はこの野沢菜を油炒めしたものです。
中華料理の青菜炒めを日本の田舎風に醤油で濃くしたようなご飯の進む味です。
焼き立ての「野沢菜おやき」を一口食べると、皮はカリっと香ばしく、野沢菜の油炒めと絶妙にマッチして美味しいです。
「おやき」の概念が変わるほど他にはない味で、べたっとして蒸した「おやき」が苦手という方にも食べれる「おやき」です。
「小川の庄」の「野沢菜おやき」は長野に来たら絶対食べてほしい信州グルメですので是非お試しください。
「小川の庄 大門店」のお店情報
- 店名
小川の庄 おやき村 大門店 - 住所
長野県長野市長野53 - HP
https://www.ogawanosho.jp/ - その他
現金必須
通販で「小川の庄」のおやきをお取り寄せ
「小川の庄」の「縄文おやき」は冷凍便でのお取り寄せも可能です。年間650万個が売れる人気のおやきをご自宅でお手軽にいただけます。特に信州の特産品「野沢菜」のおやきを是非ご堪能ください。
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