善光寺周辺で楽しむ信州グルメは「蕎麦」「おやき」だけではありません!
本日は信州小布施名物の「栗」を使った「栗おこわ」をいただきました。小布施に住んでいる知人が栗の花が咲く時期になると町中が栗臭くなると嘆くほど、小布施は良質の栗がたくさん取れます。
竹風堂 大門店
小布施栗の発祥は、諸国を巡っていた弘法大師が小布施で三個の栗を撒いたのが始まりという言い伝えがあります。
初代松代藩主「真田信之」によって小布施の栗林は松代藩領となり、江戸幕府への献上栗として藩の進物用に厳重に管理されました。
長野市に隣接する小布施(おぶせ)町は、知る人ぞ知る栗の名産地。かつては徳川幕府の厳しい管理下に置かれ、収穫された栗は究極のブランド栗として将軍家に献上されたといいます。“紀州みかん”、“甲州ぶどう”と並ぶ「徳川三大果」と謳われたのが、この“小布施栗”。
そして、小布施の栗菓子御三家と呼ばれているのが、桜井甘精堂、小布施堂、ここ「竹風堂」です。
お店の雰囲気
1階はお土産の販売スペースで、食事は奥のエレベーターor階段で2階に進みます。
ひとりだと入った瞬間ちょっと躊躇しますが、気にせず進みます。
飲食スペースはゆったり広め。
平日12時の訪問でしたが、お客様は2組ほど。
お好きな席にどうぞとのことで、適当に座らせていただきました。
メニュー
ここで食べるなら小布施名物の「栗おこわ」か「栗スイーツ」です。
私のお目当ては「栗おこわ」。
にじ鱒の甘露煮がつく「山家定食」はちょっとお高いので、お手頃な「山里定食」にしました。
「栗おこわ 山里定食」のお味
栗おこわ 山里定食(1,320円)
柳ごうりに入った「栗おこわ」、味噌汁、山菜の煮物、漬物は大根と大豆の醤油漬けかな?、すり鉢が「むかごのクルミ和え」です。
1汁3菜のヘルシーな定食です。
箸入れに山里定食の説明が記載されていました。
柳ごうりに盛られた「栗おこわ」は、昭和四十七年(1972)に竹風堂がはじめて売り出したもので、今や、そばやおやきと並んできた信濃を代表する食文化として親しまれています。
混ぜこまれた栗は、収穫期の秋に1年分を手むき加工をして貯蔵しておいたものです。
小鉢のつぶつぶは、千曲川の河川敷で栽培される長芋の子「むかご」で、茹でてクルミゴマ和えとしたものです。
味噌汁は、鰹節を削ってダシをとる昔ながらのやり方、山野の幸による煮物なども、すべて手づくりに徹した、郷土色ゆたかで安全、ヘルシーなお食事です。
まずはお目当ての「栗」を一口。
ほっこりほくほくした甘みが口に広がって、おいしいです。
おこわは、一粒一粒につややかな光沢があり、口に含むと柔らかく、ほんのり栗の風味がして甘みがあります。優しいお味に舌鼓。
山菜の煮物は、ぜんまい、わらび、山竹の子、油揚げ、人参、インゲンが入り、砂糖と醤油ベースで軽く味付けされています(これで山菜おこわ作っても美味しそう)。味噌汁も控えめな味付け。漬物はしょっぱく、むかご(長芋の子)のクルミ和えは甘味噌っぽい味つけです。
どれも栗おこわを引き立てるような絶妙なおかずばかりで、ごはんが進みます。
ぺろりと完食!おいしかったです。
長野に帰ったら食べたくなる味です。
それにしても以前は1000円ぐらいの定食だったのが結構値上がりしててびっくり。そのうち手が届かなくなったりしないか心配です。
竹風堂 大門店のお店情報
店名 | 竹風堂 大門店 |
住所 | |
地図 | |
HP | https://chikufudo.com/ |
営業時間 | 飲食:10:00~19:00 ※ラストオーダーは閉店30分前 |
定休日 | 年間無休(1月1日も営業) ※但し、年3日の臨時休業があります。 |
その他 | クレジット可 |
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