善光寺の大門前で異彩を放ってるのがレンガ造りの洋館で国登録有形文化財「楽茶れんが館」です。
いつも前を通り過ぎては躊躇して入れずにいたお店。ランチセットがおいしいと知ったので行ってみました。
楽茶れんが館
歴史を感じさせる趣のある佇まいのお店です。
元々、郵便局だった建物が現在レストラン&カフェとして営業しています。
明治45年、善光寺のお膝元で「信濃中牛馬合資会社」という運送会社の社屋として誕生した赤レンガ造りの西洋館。それが『楽茶れんが館』の建物です。
当時から“小さいながらも作りは一流”といわれたこの名建築は、のちに国登録有形文化財となり、昭和34年からは善光寺郵便局として、平成3年~14年までは長野市物産館として利用されました。物産館の閉鎖に伴ない(株)まちづくり長野が再生・管理運営を担うこととなり、現在はレストラン&喫茶『楽茶れんが館』として周辺住民や観光客の方々に親しまれています。株式会社まちづくり長野「楽茶れんが館」
お店の雰囲気
外観の雰囲気が暗いので中に入ると印象が変わります。
天井が高く、日差しが差し込んで明るい、ゆったりとした雰囲気の室内です。
カフェとしても営業しているので一人でも入りやすい雰囲気です。
メニュー
ネットやSNSでは「自家製ビーフカレー」の写真をよく見かけます。
こういう雰囲気の良いお店に来て、カレーを頼むのはちょっともったいない気がしたのでランチセットから選ぶことにしました。
- ランチA:1,480円
スープ・パン・信州ハーブ鶏orサーモンor真鯛(+100円) - ランチB:2,480円
オードブル・スープ・パン・信州ハーブ鶏orサーモンor真鯛(+100円) - ランチC:3,880円
オードブル・スープ・パン・和牛のポワレ・デザート
お手頃なのが「ランチA」です。
選べるメインは、「信州ハーブ鶏」という銘柄鶏があることを初めて知ったので、こちらを選択しました。
信州ハーブ鶏とは
ネットで調べてみると、長野県には「信州黄金シャモ」「信濃地鶏」「信州ハーブ鶏」という3種類のブランド鶏がおり、「信州ハーブ鶏」は以下のような特長があります。
『信州ハーブ鶏』は、ミヤマブロイラー株式会社さんとマルイチ産商株式会社さんが、消費者の安全志向と地産地消を旨に共同開発した商品です。
出荷日の40日前後からエサとなる飼料に天然ハーブとビタミンEを配合することにより、脂肪の酸化が抑制され、程よい風味が生まれます。
鶏肉臭さが緩和されて、癖のない身質と自然な鶏肉の旨みが特長です。しなの木ハウス「安心・安全の地元素材」
また「特別飼育鶏」として丁寧に育てられたこだわりの鶏です。
鶏肉を販売するにあたっては、法律で抗生物質を投与することが義務になっています。しかしこの鶏の場合は、ひな鶏の時期に一度投与するだけでその後は全飼育期間、抗生物質や抗菌剤を一切使わずに育てていますでも、それは養鶏場では大変なリスクを負うことになります。人間でも風邪を引けば風邪薬を飲みますよね!
でも、風邪薬(=抗生物質や抗菌剤)を使ってしまっては「特別飼育鶏」にはならなくなってしまい、価値が雲泥の差になってしまうのです。そこまでこだわった鶏肉の上に、さらに天然ハーブ(オレガノ、ジンジャー、シナモン、ガーリックなど)を飼料に配合し鶏肉独特の臭みやえぐみをなくし、風味豊かな鶏肉に育てています。また信州の長野県限定の鶏なのでトレサビリティもしっかりしています。
成城石井「信州ハーブ鶏」
「ランチA」のお味
お野菜のサフラン風味のスープ
どろっとした見た目のスープです。
スプーンにすくって一口。
すっごい、おいしいい!!!
美味しい料理ってあるレベルを超えると「とにかくおいしい」としか表現できなくなることがあります。
このスープがまさにその状態です。
野菜の甘みが溶け出した絶品スープ。
何が混ざってこんなにおいしい味になるのか想像がつきません。
確認できた具材は、ブロッコリー、海老、にんじん、ねぎ。
どろっとした食感は蕪が溶けてるのかな?
スープだけでこの満足感。メインへの期待が高まります。
焼き立てのパンとオリーブ油。
固いフランスパンが好きなのでうれしい。
スープ皿の底をぬぐっていただき、最後までスープを堪能することができました。
信州ハーブ鶏 赤ワインのソース掛け
妊婦なのに赤ワインのソースは…と思いましたが、アルコールは飛んでるとのこと。
さっそくいただきます。
ナイフを入れると、しっかりした鶏の肉質が伝わります。
鶏の皮もパリッと焼き上がっていて美味しそうです。
まずは一口。
おいしい。
鶏ってこんなにおいしかったっけ?と思うぐらい、おいしい!
しっかりした鶏肉の味が伝わります。
塩味と赤ワインのソースがさらに鶏肉の味を引き立てています。
付け合わせの野菜は、かぼちゃ、なす、ピーマン、パプリカ、アスパラ、カリフラワー、ブロッコリー、ズッキーニ。どれも絶妙な焼き加減で、野菜本来の味と甘みを楽しめます。
これは幸せすぎるランチです。
善光寺大門前という観光地価格を抜きにして考えても、お値段相応のクオリティです。すぐそばにある藤屋御本陣もランチコースが有名ですが平日でも予約必須という使い勝手を考えると(行きたいけどなかなかタイミング合わずつらい)、こちらの楽茶れんが館でのランチもおすすめです。
「楽茶れんが館」のお店情報
店名 | 楽茶れんが館 |
住所 | 長野県長野市大門町67-1 |
地図 | |
HP | https://www.machidukuri-nagano.jp/renga/ |
営業時間 | 10:00~19:00(ランチ11:30~LO13:30) |
定休日 | 不明 |
その他 | 現金のみ |
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