ここ一ヶ月ほど娘が頻繁に耳をかいてるので、家での耳掃除にも限界があるのかもしれないと、耳鼻科の耳掃除に連れていったら「滲出性中耳炎」と言われました。
娘がよく耳をかいている
寝返りをはじめるようになり、うつ伏せの状態でよく耳をかいてました。
耳が痒いのかと思ってベビー綿棒で耳掃除をしたり、髪の毛が耳にかかってくすぐったいのかと思って少し切ったり、いろいろ試してみましたが変わらず耳をかいています。
癖なのかな?
とも思いましたが、なんとなく気になる。
痒いだけで耳鼻科に行くのも…と気が引けてましたが、耳鼻科に「耳掃除」というメニューがあるそうなので予約していってきました。
耳鼻科へ「耳掃除」に行く
コロナで一気にWeb予約に切り替わったおかげで、朝イチでWebから予約し、11時頃に訪問しました。
病院の大きさがわからないのでベビーカーではなく、抱っこ紐でお出かけ。駐車場があるようなので車で病院まで行きます。
初めてなので保険証を渡しつつ、問診表を記入。
来院の目的に「耳掃除」という項目があったので、それにチェックします。
待つこと15分。
診察室に入り、娘を膝に抱っこしながら椅子に座って診察開始。
診察
縦抱きして、左耳から耳掃除。
耳穴を覗いたあと、掃除機みたいな機器を耳に入れて吸引。時々、耳穴を覗いては、ハサミのような器具でチョキチョキしながら耳掃除。
結構、詰まってるよう。
先生も悪戦苦闘の様子。
続いて、右耳へ。
こちらも同様に耳掃除をしてもらっていると、
「右耳は滲出性中耳炎の治りかけですね。1ヶ月前から右耳をかいてたなら、それが原因です」
「!?!?!?!?」
原因は「滲出性中耳炎」
寝耳に水とはこのことで、突然の「中耳炎」告知。ただでさえぼーっとしてる産後の頭なので、言われた意味がわからず頭の中はハテナだらけ。
「鼻は…詰まってないですね。綺麗です」
「えっと…、中耳炎?治りかけ?」という言葉がやっと出て医師に聞く。
「滲出性中耳炎です。くわしい説明はあとで動画をお見せします。わからなかったら受付で質問してください。3歳くらいのお子さんに多い病気で、通常は薬で治療しますが、すでに治りかかってるので二週間後にまた来てください」
その後、受付でiPadを渡され、パワポにナレーションをつけた動画が再生。図や写真付きの説明なので、医師の口から説明を聞くよりわかりやすくてよかったです。
滲出性中耳炎とは
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)について
鼓膜の奥の中耳という場所に滲出液という液体がたまる病気です。
耳とは鼻は「耳管」という管でつながっている、気圧の調整などをしています。
耳管が上手く働かないと、粘膜からしみ出てきた浸出液が中耳腔にたまってきます。
痛みがないため気がつきにくいことが多い疾患ですが、小児の難聴の原因としては最も多いもので、慢性化すると難治性になることがあり注意が必要です。滲出性中耳炎(ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック)
場合によっては手術が必要なことも。
Q1.そもそも滲出性中耳炎って何ですか?
A 滲出性中耳炎とは鼓膜の奥の中耳に滲出液が貯まった状態をさします。滲出液に感染が起きなければ、通常は痛みを伴いません。アデノイドや扁桃の増殖により、耳管と呼ばれる空気交換の管が潰されて発生することが多く、「いつの間にかなっていた」というのがほとんどです。軽度ですが難聴になることが問題です。特に就学前のお子さんでは、まだ十分には字を読むことができませんから、聴力を確保できるかどうかは言語発達に影響します。難聴が実際にある、ことばが遅れているという状態があると、手術をしてチューブをはめ込んででも聴力を改善させることが検討されます。
滲出性中耳炎(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会)
赤ちゃんが耳をかいたら耳鼻科の耳掃除のサイン
症状が耳が聞こえにくくなるだけなので、意思伝達のできない赤ちゃんや子供の場合、発見が遅れることが多いようです。
基本的に治る病気ですが、慢性化すると治りにくくなるのが怖い病気です。
このことをSNSでつぶやいたら、同じ月齢(6ヶ月)のママさんたちが怖くなって耳鼻科へ。耳をかいていない赤ちゃんでも、「黒い耳垢がとれた」「すごい量の耳垢だった」という報告が相次ぎました。
また、鼓膜近くの耳垢が取れず大人数人がかりで押さえたものの暴れてしまい、耳垢を柔らかくする点耳薬を処方されたという方も。
6ヶ月頃に一度、耳鼻科に耳掃除に行くのを強く勧めます。
また、赤ちゃんが耳をかいたら耳鼻科の耳掃除のサインです。自宅では取り切れないので、耳鼻科に行きましょう。赤ちゃんなら受給証をみせれば費用も300円です。万が一に備えて、耳鼻科には行きましょう。
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