長野県信濃町の「野尻湖」はナウマンゾウの化石や湖にポツンと浮かぶ琵琶島が人気の観光スポットで、野尻湖遊覧船の搭乗口のすぐ近くに「Butty Cafe」はあります。開放的な室内から湖に浮かぶ琵琶島の赤い鳥居を眺めながら、心地よい風と波の煌めきが楽しめるカフェです。
野尻湖(のじりこ)
長野県信濃町にある「野尻湖」は妙高山の麓にあり、斑尾山と黒姫山の噴火によってできた天然湖で、湖の形が芙蓉の葉に似ていることから別名「芙蓉湖(ふようみずうみ)」とも呼ばれます。
ブラックバス釣りが有名な他、夏はボート、カヌーなどのウォーターアクティビティ、冬には湖が結氷してワカサギ釣りを楽しむことができます。周辺にはキャンプ場や別荘地が点在し、避暑地としても人気があります。
湖底からナウマンゾウの化石が出土したことで有名で、化石が展示される「野尻湖ナウマンゾウ博物館」があります。
琵琶島(宇賀神社)
「琵琶島」は野尻湖にポツンと浮かぶ小島で、湖の対岸から赤い鳥居が良く映えます。島には「宇賀神社」があり、弁才天を祀っていることから「弁天島」とも呼ばれます。
「宇賀神社」は遊覧船かボートでしか行くことができない人気の観光スポットで、4月下旬~11月上旬の天候の良い遊覧船の出航時のみ御朱印をいただくことができます。
明治時代には「琵琶島」での島籠りも有名で、長野県諏訪郡出身の岩波書店の創設者「岩波茂雄」が旧制第一高等学校の同級生で華厳の滝に投身自殺した藤村操に衝撃を受け、哲学書を抱えて40日間をこの「琵琶島」に籠って過ごし、同じく一高の同級生の阿部能成、中勘助が籠りました。
宇賀神社「宇賀神社について」
CORE(CONnecting Repositories)「明治の青春─岩波茂雄・安倍能成・中勘助の野尻湖─」
野尻湖グリーンタウン「【中勘助と弁天島】」
Butty Cafe(ブティカフェ)

野尻湖でボートに乗ろうとしたところ強風の影響で乗れず、周囲を散策しているときにひっそりとオープンしている「Butty Cafe」を見つけました。
店内に入ると、全面ガラス張りの開放的な空間が広がり、正面から琵琶島の赤い鳥居が見えます。どの席も湖に面しており、空いている席へ座りました。
全開の窓から心地よい風が通り抜け、時折、雲から覗く太陽が反射した波の煌めきが美しく、景色を眺めてるだけであっという間に時間が過ぎるという贅沢なひと時を過ごしました。
メニュー

プレオープン期間中だったようで、メニューは飲み物がメインでした。オープン後は信濃町産のそば粉を使った「そばワッフル」があるそうです。
飲み物は地場産のジュースとハーブティーが充実しています。
色々迷った結果、今まで飲んだことのない「ドクダミミント」を注文してみました。
ドクダミミント

ドクダミミントは、ドクダミ茶とミントのハーブティーと思われますが、漢方茶のような強烈な味や香りはなく、マイルドで飲みやすかったです。独特の香りがありますが苦味や渋みはあまりなく、飲みやすかったです。
量がたっぷり入っているので景色を楽しみながらゆったりした時間を過ごすことができました。
Butty Cafeのお店情報
- 店名
Butty Cafe(ブティカフェ) - 住所
長野県上水内郡信濃町野尻258-1 - HP
https://www.instagram.com/butty_cafe0519/ - アクセス
上信越自動車道「信濃町IC」から車で約10分 - その他
クレジットカード可
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