長野県信州新町に来たら絶対に食べてほしいのが「幻の羊肉」とも呼ばれる高級羊肉「サフォーク」の焼肉です。羊肉特有の臭みがなく、ジンギスカンが苦手な人でも美味しく食べられ、「焼肉レストラン むさしや」の「サフォークラムロース」が絶品です。
信州新町の郷土料理「ジンギスカン」
信州新町の名物と言えば、郷土料理でもある「ジンギスカン」です。
1930年(昭和5年)から羊の飼育が始まり、信州新町の乾燥した気候と、当時の養蚕業で出る廃棄物や豆殻が飼料として利用できたことから羊の飼育が盛んになりました。
当時の日本は、軍服などの素材として防寒に優れた羊毛は必需品でしたが、1914年に第一次世界大戦が勃発して羊毛の輸入が制限されると、1918年(大正7年)に「緬羊百万頭計画」を国策として発布し、羊の生育に適した雨の少ない各地の高地で羊の飼育を開始したそうです。
ジンギスカンの普及
1936年(昭和11年)に行われた料理講習会でジンギスカン料理のおいしさが広まったと言われ、1951年(昭和26年)に観光協会がジンギスカンで来客をもてなすと評判になり、信州新町への交通の便が良くなるにつれジンギスカン料理の店が増えたそうです。
現在では、伝統的な「ジンギスカン」の他に、臭みがなくステーキや骨付きでも食べられる「サフォーク」が味わえ、信州新町を通る国道を「ジンギスカン街道」と呼び、ジンギスカンを提供するお店には目印となる赤いのぼり旗がはためきます。
信州新町観光協会「ジンギスカン&サフォーク料理」
http://www.shin-machi.com/jingisukan.html
焼肉レストラン むさしや

信州新町の道の駅の近くにあるお店で、長野ではお馴染みの「むさしやのジンギスカン」を販売する「むさしや食品」直営のお店です。
11時の開店前から駐車場が満車状態になって店の前に順番待ちの行列ができることもある人気店です。
そのまま席に通されることはほぼなく、大体1時間待ちは当たり前です。駐車場が空いていても店内の受付リストに横線の入らない名前がずらりと並んでることもよくあります。
まずは受付して待ち時間を確認
最初に店内に入って受付を済ませます。
リストに名前を書くと、待ち時間の目安を告げられ、呼び出しブザーを渡されます。そして駐車場で呼び出されるのをひたすら待ちます。
呼び出しブザーの代わりに携帯への連絡も可能なので、待ち時間に博物館やろうかく湖を観光したり、道の駅で買い物して過ごすこともできます。
絶対食べたい高級羊肉「サフォーク」
ジンギスカンはもちろんですがここで是非食べてみてほしいのが高級羊肉「サフォーク」です。絶品の羊肉の焼肉が楽しめます。
「サフォーク」は顔と四肢が黒い羊で、羊肉特有の臭みやクセがほとんどないため苦手な人でも美味しく食べられます。
実際にジンギスカンは食べられないという人でもサフォークの焼肉は美味しいと食べたり、子供もよく食べます。
メニュー

ハーフ&ハーフ
一般的なジンギスカン(マトンロースジンギスカン)とサフォークラムジンギスカンの両方を楽しむことができるメニューです。
この店のジンギスカンは生姜とニンニクがガッツリと効いたパンチのある味付けで、マトン特有の臭みは感じられるもののそれがアクセントになっていて、ご飯もよく進みます。
サフォークラムジンギスカンは上品な味わいで、同じ羊肉なのかと信じられないレベルです。食べ比べると味が違いすぎて…普通のジンギスカンが食べられなくなるかもしれません。
サフォークラムロース(塩こしょう味)

「サフォークラムロース」は羊肉なのに焼肉として楽しめる絶品です。
塩こしょうを身にまとって現れ、羊肉の概念を覆すような美しさがあります。
まずはそのまま食べて本来の味を楽しみ、その後、焼肉のタレにつけて食べても美味しいです。
これが食べたくてこのお店に通ってます。本当においしいです。
ラム骨付きロース(塩こしょう味)

「ラム骨付ロース」は焼き目の香ばしさと肉々しい歯ごたえが楽しめます。
焼きあがるまで時間がかかるので最初に注文して網の端に置いてじっくり焼きます。
カリッとした香ばしさと肉の柔らかさと野性味のある肉々しさが美味しいです。
是非一度味わってみてください。
お店情報
- 店名
焼肉レストラン むさしや - 住所
長野県長野市信州新町水内4394 - HP
https://www.instagram.com/restaurant_musashiya/ - その他
現金必須、駐車場あり
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