【妊活】流産して、鬼子母神に子宝祈願

稽留流産した後、気持ちの整理がつかずにいましたが、泣いてばかりいてもしょうがないと思い始め、気持ちの切り替えのためと、元旦に流産したこともあり厄払いを兼ねて、雑司ヶ谷にある「鬼子母神」に子宝祈願をしてきました。

結果、ご利益があったのか4ヶ月後に再び妊娠しました。きっと気持ちを切り替えて前向きに妊活に取り組めた結果だと思っています。その時の話をまとめてみました。

流産の場合、水子供養はやりすぎ？

初期の流産でも流産時のお腹の痛みを思うと、死産でしたが出産したような気持ちになります。初めての妊娠だったので余計にそう思ったのかもしれません。初期流産は染色体異常によるものなので回避しようがありませんが、流産した赤ちゃんに申し訳ないという気持ちとどうしてダメだったんだろうという気持ちでいっぱいでした。

まだ母子手帳をもらう前だったので母親という自覚はありませんし、体から出てきた肉塊を赤ちゃんだと思えませんでしたが、それでも何かしなきゃという気持ちは日に日に強くなりました。

そこで流産した時も水子供養なのかな？と思い、「水子供養」で検索すると以下のページがありました。

水子とは中絶や流産・死産などで、この世に生まれることができなかった子供をいいます。
水子という呼び方は元来なく、「水子(すいじ)・孩子(がいし)」と呼ばれる、生まれて1年以内に亡くなった子供や死産した胎児を表していました。昔は生まれて少しの期間しか生きられなかった子供を指していましたが、現在では生まれなかった子供を表しています。その水子を供養するのが、水子供養です。
お坊さん便「 水子供養はどんな風にすべき？方法や流れって？」

流産だからというよりも、ご自分が水子供養を気にするようになった時が必要な時です。
流産を経験した直後は、我が子を亡くした悲しみから、水子供養まで考えがいってなかったのではないでしょうか。その時は、当然ながら水子供養が必要な段階ではありません。そして、しばらく後に水子供養をした方が良いのか気になるようになったなら、その時が供養をするタイミングです。その気持ちはきっと、会う事が出来なかった我が子に対して、何かしてやりたいと思う親心なのだと思います。
終活ねっと「流産してしまった場合、水子供養は必要なの？」

流産した時は水子供養までする必要はなく、水子供養したいと強く思う場合はしたほうがいいようです。ようは気持ちの問題ですが、流産の喪失感は人によって違いますので、水子供養をすることで切り替えられるのならすべきでしょう。

私の場合、「さすがに水子供養は違う」と思ったのでやりませんでした。

一年の始まりでもある元旦に流産したこともあり、初詣と厄払いを兼ねて近所の神社や寺に行こうかとも思いましたが、今回はダメだったけど子供が欲しいことには変わりなかったので「子宝祈願」ができるところを探しました。

「子宝　（住んでる場所）」で検索するといっぱい出てきます。都内で有名なところと言えば「水天宮」ですが、今回見つけたのが「鬼子母神」です。

子宝・安産で信仰される鬼子母神とは

鬼子母神は元々、インドの夜叉神の娘で人の子供を食べる鬼でしたが、お釈迦様によって改心して安産・子育の神となりました。

鬼子母神の縁起

その昔、鬼子母神はインドで訶梨帝母（カリテイモ）とよばれ、王舎城（オウシャジョウ）の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みました。しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。

お釈迦様は、その過ちから帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠してしまいました。その時の帝母の嘆き悲しむ様は限りなく、お釈迦様は、｢千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん｣と戒めました。

そこで帝母ははじめて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。
鬼子母神「鬼子母神堂の由来と歴史」

子宝や安産祈願で信仰され、妊娠５ヶ月で行う安産祈願の「戌の日」や、産まれた子供の初めてのお参りとなる「お宮参り」、幼児期の節目を無事過ごせたことを祝う「七五三」など子連れのお参りも多いです。

家から近かったので都電荒川線に乗って雑司ヶ谷の「鬼子母神」に夫と一緒に行ってきました。

子宝祈願「授産福子」

厄除けも兼ねて「子宝祈願」しました。「授産福子」と言うそうで、子供を授かりたいとの願いが叶いますように、という意味があるそうです。ふつうの休日だったのでそれほど混んでいませんでしたが、戌の日などは激混みするそうです。

受付で夫婦の住所と氏名、生年月日を書き、祈願料（5,000円だったと思う）を払います。本堂の中の待合所？の座布団に座って順番を待ちます。先に一組ほどおりましたが、10分もせずに名前が呼ばれました。

ご本尊の前に夫婦で並び、祝詞のような祈願文を聞きながら言われた通りの所作をし、10分かからずに祈願は終了しました。お土産に持たされたのが木の御神札です。

御神札の扱い方

神棚がないので、カウンターの上に置いてます。南向きか東向きがいいようです。
妊娠してからはエコー写真を御神札の前に並べてます。無事産まれたら、お礼参りを兼ねたお宮参りに行きたいと思います。

流産後の妊活

子宝祈願後は、気持ちも吹っ切れました。
そして、流産から１ヶ月後くらいから妊活を再開しました。（ただ、子宮の奥にあたると痛いので奥に当たらないようにしていました。）

妊活の内容は、特別なものではなく、排卵日前後にするというものです。35歳過ぎてるので半年して自然妊娠しなければ不妊治療も考えました。（基本的に半年間、避妊せずに妊娠しない場合は不妊に当たるようです）

結果、4ヶ月後に妊娠がわかり、夫もとても喜んでくれました。流産後は妊娠しやすいというネットの噂でしたが、どうやら本当のようです。諦めずに前向きに行動して良かったです。

また、流産して落ち込む気持ちはよくわかります。なので落ち込むだけ落ち込んだら、次は未来のために、気分転換して、前向きに行動して赤ちゃんを引き寄せましょう。そのためにも流産後の子宝祈願はおすすめです。