秋のレジャーということで、500万本の「曼殊沙華」の群生が圧巻と聞いて、埼玉県日高市の「巾着田(きんちゃくだ)」に遊びに行ってきました。花の見頃、開園情報、アクセスなどをまとめてみました。
見どころ
「巾着田」の見どころは、500万本の曼殊沙華です。
深い緑の中に鮮烈な紅い曼殊沙華の群生がこの世のものとは思えない異質で幻想的な光景を作り出します。日陰や日向で曼殊沙華の印象が異なり、木洩れ日によって疎らに差し込む日差しも美しかったです。
また「巾着田」は、近くを流れる高麗川が蛇行した形が「巾着袋」の形に似ていることから「巾着田」と呼ばれるようになり、川によって円状になった「巾着田」の川岸に曼殊沙華が咲き誇ります。
昭和40年代後半に、巾着田の用地を当時の日高町が取得し、藪や竹林、あしに覆われた現地を整地したところ、9月頃一斉に曼殊沙華が咲き揃い、多くの方の関心を呼ぶようになりました。
河川の増水等により流れてきた漂流物の中に混じってきた球根が漂着し、根付いたものと考えられています。
秋の彼岸には500万本の曼殊沙華が、赤いじゅうたんを敷き詰めたように咲き渡ります。巾着田ガイドマップより
曼殊沙華とは?
曼殊沙華とは、仏教に由来し、「天上の花」という意味があります。
学名を「彼岸花」と言い、秋の彼岸頃に咲く赤い放射状の花です。
彼岸花の球根には毒があるため、田んぼの畔などにモグラやネズミ除けに植えられました。また、花を摘むと、家が火事になる、死人が出るなどの迷信があり、死人花、地獄花、幽霊花、蛇花、剃刀花、狐花、捨子花などとも呼ばれ不吉な花ともされています。
花茎の汁に触れると皮膚炎になることがあるので、花を摘んだり、ペットや撮影道具で踏み荒らしたりするのはやめましょう。
巾着田の入場料、開園時間、アクセス
開園期間と時間、入場料
「巾着田」こと「巾着田曼殊沙華公園」は、曼殊沙華の開花時期だけ有料になります。
開園期間と時間、入場料は以下の通りです。
有料期間
有料期間は、その年によって花の見頃が異なります。
2018年の場合は、9/10~10/15でした。
詳しくは、公式ホームページ「ひだか巾着田」の発表をご覧ください。
開園時間
午前7時~午後5時
入場料
1人300円/1日
アクセス
巾着田は、「埼玉県日高市大字高麗本郷125−2」にあります。
車でのアクセス
タイムズカーシェアを使って車で行きました。
午前10時頃の到着でも巾着田周辺は車で混雑していました。午前7時から開園しているので、もっと早めに到着すると快適かもしれません。
高速道路
・関越自動車道「鶴ヶ島」I.Cから14Km
・圏央道「圏央鶴ヶ島」I.Cから11Km
・圏央道「狭山日高」I.Cから8Km
開花期間は、県道川越日高線、国道299号線、国道407号線が5~10km以上の渋滞になることがあるそうです。
駐車料金
駐車料金は、軽・普通車で1日500円です。
市営駐車場のほか、臨時駐車場もこの金額で統一されているようです。小学校の校庭が臨時駐車場に使われており、そこを利用しました。
電車・バスでのアクセス
交通機関を使う場合、駅から巾着田まで距離があるのでご注意ください。JR&バスの組み合わせがよさそうです。
西武池袋線「高麗駅」
・(電車)高麗駅下車(徒歩約15分)
JR川越線・八高線「高麗川駅」
・(電車)JR高麗川駅下車(巾着田まで徒歩約40分)
・(バス)JR高麗川駅から国際興業バス、高麗駅経由飯能駅行に乗り「巾着田」下車徒歩約3分
最後に
曼殊沙華は山などに自生しているものを見たことはありますが、巾着田のように群生したものは初めて見たので圧倒されました。一度は見ておきたい日本の景色です。まだ見ていないなら、ぜひ行ってみてください!
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