「鬼無里ふるさと夏祭り」のポスターを見かけ、娘はまだ夜祭り未体験だと気付き、行ってみることにしました。
旧鬼無里村の鬼無里小中学校へ
鬼無里ふるさと夏祭りは、旧鬼無里村の鬼無里小中学校の校庭で行われます。
旧鬼無里村(現長野市)は、長野市街地から車で45分ほどの場所です。
夏祭りの開始が18:00だったので、日が落ちる前につきたいと思い、少し早めの16:30に出発しました。
鬼無里の地名と伝説
鬼無里(きなさ)の地名はその名の通り「鬼の無い里」という由来があり、いくつかの伝説が残ってます。
- 舟繋ぎの樹(鬼無里が湖底にあった話)
- 一夜山の鬼(信濃国への遷都を邪魔する話)
- 鬼女紅葉(都に執着した鬼女の話)
長野県庁近くの裾花川の上流にあり、日が落ち始めた夕暮れに、仄暗いトンネルをいくつも通り抜けて向かうのはちょっと雰囲気があって怖いです…
夏祭り会場の校庭へ
17:30頃に夏祭り会場となる鬼無里小中学校の校庭に到着。中央に盆踊りのセットが置かれ、提灯が四方に伸び、校庭を囲むような形で出店やキッチンカーが並んでました。
ちょうどアナウンスで「ビンゴカード販売中です」と言う宣伝があり、せっかくだから買いに行く。
子供は無料で1枚貰えて、3枚中1枚が見事ビンゴ。
ビンゴカードを持って司会のところへ行き、続いてクジ引きをし、引いたクジの景品が貰える仕組みでした。良いものをいただきました。感謝。
キッチンカーと出店で夕飯
お腹が空いたので、キンパ風おにぎり、大阪焼き、シャカシャカポテトを購入。
校庭の端の方にコンクリートの段差があり、雨上がりだったため少し濡れてましたが、気にせずそこに座って娘とモグモグ。美味しかったです。
値段は今時のぶっとび価格ではなく、昔ながらの価格帯だったので、お財布にも優しかったです。
校庭はブルーシートを敷いたり、折りたたみ式の椅子を置くことのできるフリースペースがあり、来年は突発的に参加するのではなく、計画的に来ようと誓いました。
欲しいものは3つまで
娘にはあらかじめ「お祭りでは3つだけ欲しいものを買う」という約束をしました。
最初に娘は「わたあめ食べたい」とその場から動かなくなったため、ピンクと水色とラベンダー色の3色わたあめを購入。
それから「かきごおり、たべるの!」とその場から動かなくなり…10色かけ放題のかき氷のお店でかき氷を購入し、全色かけたら娘もご満悦。
最後は、いちごの付いた光る水筒付きジュースを見つけ、「かってー!!」と絶叫。購入後に首から下げたキラキラ光る水筒を見ては大喜びしてました。
娘につられて盆踊りを踊る
盆踊りの音色がスピーカーから聞こえると、校庭中央に人が集まって輪ができ、みんな踊りだしました。
娘も音につられて輪の中に入り、前の人のあとに続いて見よう見まねで盆踊りを始めました。
私は娘の後について同じように見よう見まねで人生初の盆踊りを踊りました。娘が楽しそうに踊ってるのを見て、私の恥ずかしい気持ちが徐々に薄れ、最後は一緒に楽しみました。
盆踊りは前半と後半の2回あり、前半はフルで踊り、後半は踊ってる途中で娘の興味が周りの子どもたちに移り、輪から飛び出て終了。
知らない子たちの追いかけっ子に混ざろうとして、輪に入れず?それでも校庭を走り回って楽しそうでした。
真っ暗闇の花火
盆踊りの後半が終わると照明がすべて消え、打ち上げ花火が始まりました。
学校の目の前を流れる裾花川の対岸から花火が打ち上げられるので、爆発音が半端なく、打ち上がるたびに娘は怖いとしがみついてきました。
娘は疲れも出てきたのか、「だっこー」とねだって顔を擦りつけてくるので、花火を見るのはやめて途中で帰ることにしました。
花火が打ち上がるたびに立ち止まって空を眺め、そして歩き、車まで戻る。
車の中は花火の打ち上げの爆発音が小さく聞こえるので、「ここならうるさくない」と娘が言い、窓の外の花火を熱心に見ていて可愛かったです。
また来年の夏も訪れたいと思います。