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【便秘】意外と多い幼児の便秘治療




【便秘】意外と多い幼児の便秘治療

元々、便秘がちだった4歳の娘。小児科に相談すると便秘治療することになりました。

幼児の便秘とは

幼児の便秘は1歳以上から始まり、10人に1人はいると言われています。

幼児はそもそも排便機能が未熟なので便秘になりやすく、離乳食やトイレトレーニング、集団生活の開始などのタイミングで便秘になることが多いそうです。

幼児が便秘かどうかは、以下の排便回数や排便状況、便の状態によって判断できます。

排便回数

  • ウンチが週に3回以上でない
  • ウンチが5日以上でてない

排便状況

  • ウンチする時に痛がる
  • ウンチする時に泣く
  • ウンチする時に時間がかかる(いきんでも中々出ない)

便の状態

  • ウンチする時に血が出る
  • ウンチが硬い、コロコロしてる
  • ウンチが一度に大量に出る

こどもの便秘 正しい知識で正しい治療を

https://www.jspghan.org/constipation/files/pamphlet.pdf

便秘の治療

大体1〜2ヶ月便秘が続くと、きちんとした治療が必要な「慢性便秘症」と診断され、治療が開始されます。

便秘治療の流れ

  1. 腸に溜まった便を出し切る
  2. 薬によって便を柔らかく保つ
  3. ウンチするとすっきりする快便感の体験を積む

便秘治療の特長

便秘というと食事療法を思い浮かべますが、幼児の場合は食べるのを拒否することも多くて難しく、薬物療法が一般的なようです。

また、子供の排便に対するネガティブな感情(痛い、辛いなど)をポジティブな感情(気持ちいいなど)に置き換えることも重要視してます。

そのため便秘の治療のために無理なトイレトレーニングは中止したり、子供がオムツが良いと言う場合はオムツを履かせたりするよう指導も受けました。

幼児の便秘の問題

幼児の便秘は、他の病気と比べて軽視されやすく、便秘を治療せずに放置することで次第に悪化していく問題があります。

幼児によくある便秘の悪循環

  1. ウンチするときに痛い
  2. ウンチしたくないから我慢する
  3. 我慢すると腸にウンチがたまる(水分が吸収されて固くなる)
  4. 1に戻る(より痛みが増す)

その結果、便秘が慢性化して直腸に便が留まり続け、その状態に直腸が慣れてしまうと…

  • 便意を感じなくなる
  • 直腸が広がる

最悪な場合は、腸が異常に膨らむ「巨大結腸症」や、お漏らし状態が続く「遺糞症」になることもあるそうです。

排便があると便秘が治ったと思い、治療をやめてしまう

薬を飲むとすぐに効果があらわれるため薬の服用を止めたり、通院を止めてしまう保護者が少なくないようです。

大人が飲む一般的な市販の便秘薬は排便を促すために飲みますが、幼児の便秘薬は便を柔らかくして自然排便を促すものなので、排便習慣の改善のために飲み続ける必要があります。

我が家の場合

乳児期の便秘

娘は元々ミルクを飲む量が少なく、便秘がちだったため、オムツ交換のタイミングでワセリンをたっぷり塗った綿棒浣腸をし、定期的に排便を促してました。

寝返りするようになり、歩き回るようになるにつれ、仰向けでのオムツ交換が困難になり、綿棒浣腸は卒業しました。

振り返ってみると、この頃から便秘が始まっていたように思います。

4歳児の便秘

3歳頃になると2〜3日に1度の頻度で排便しており、便秘ぎみだなと感じてはいました。

しかし、今回はいつもと明らかに様子が違う便秘でした。

便秘の様子

  • 顔を真っ赤にしながら力んでもうんちがでない
  • うんちが出ても、ウサギのコロコロした糞のようなものが少量だけ出る
  • 排便のあと、おしりが痛いと泣く
  • 排便できないと、お腹が痛いと丸くなって寝る
  • 1週間近く排便がない

これらの状況から小児科に行くことにしました。

便秘治療

1回目(1日目)

小児科に行き、子供の便秘状況を説明すると、腹部の触診後に浣腸し、オムツに溢れるほどの排便がありました。(大人の2.5日分?)

便秘症と診断され、治療開始。

  • 1日1回排便がなければ座薬を使う(腸に溜まった便を出し切る)
  • 慢性便秘症治療薬モビコールを毎晩飲み、便を柔らかくする

自然排便はなく、毎日座薬を使用しました。座薬を入れて30分くらいすると腹痛なのか娘はお腹を抱えて丸くなり、排便してました。

座薬は毎回嫌がりましたが、お腹にウンチが溜まってるから出す必要があることを伝え続け、しぶしぶ従ってました。

処方された10日分が終わってしまったので、再び小児科へ行きました。

2回目(10日目)

小児科へ行き、毎日排便してること、柔らかい便が出てることを伝えると、溜まってる硬い便がなくなったので座薬の頻度が変わりました。

  • 2日に1回排便がなければ座薬を使う
  • 慢性便秘症治療薬モビコールを毎晩飲み、便を柔らかくする

この座薬の頻度が毎日から1日置きに変わったことに娘は大喜び。排便がする度に「きょうはざやくは?」と言うようになり、

ウンチする=座薬なし=腹痛ない=嬉しい

排便に対してポジティブな捉え方をするようになり、娘の変化に驚きました。

次回はモビコール30日分がなくなる前に受診することになりました。

3回目(30日目)

便秘治療薬モビコールがなくなるので受診しました。

座薬を使わずに2日に1回排便してること、娘が座薬を嫌がって排便の度に喜んでることを伝えると、良い傾向だと医師も褒めてました。

引き続きモビコールを飲んで、30日後に受信予定です。

排便記録をつける

排便の記録は出産後に使用してた「ぴよログ」を再度使うことにしました。

排便の度に記録することができ、1週間分の排便記録を1つの表で表示をすることができるので見返しやすくて便利です。