ワッサーおいしい! 今が旬のワッサーが実家から届いたのでいただきました。
ワッサーは桃とネクタリンを自然交配した信州生まれの果物で、食べると桃の甘い香りとコリコリした食感が楽しいです。一度食べてハマって以来、ワッサー中毒になっているのでその魅力についてご紹介したいと思います。
目次
ワッサーとは?
ワッサーは長野県須坂市で農園を営む中村渡氏によって、1968(昭和43)年に「山根白桃」と「水野ネクタリン」を混植している自園の中に出来た果実の種をまき、1971(昭和46)年頃に結実した木の中から選抜育成された偶発実生とされています。状況や果実の特徴から、おそらく混植していた「山根白桃」と「水野ネクタリン」の交配によって生まれたと推察されます。1988(昭和63)年に登録出願、1990(平成2)年に品種登録されています。種をまいてから約20年後の品種登録となります。ちなみに、「ワッサー」という名前は中村渡氏の子供時代の愛称が由来だそうです。
旬の食材百貨「ワッサー/ワッサー・クイーン<桃の品種」
ワッサーとの出会いは、実家の長野にお盆に帰省した時でした。
母がお皿一杯のワッサーを切って出したところ、夫がムシャムシャと食べているので、「そんなに無理して食べなくてもいいよ」と言うと、「これむっちゃおいしいだもん」と言ったので、私も一口食べてみると…。
あらおいしい!
桃みたいなのに甘すぎず、酸味もなく、コリコリして美味しい!
これなに? と聞いた答えが「信州生まれの果物」で、7月下旬からお盆頃にスーパーや直売所で売ってるそうです。
ワッサーの食べ方
ワッサーは皮をむかずに、そのまま食べるのがおいしいです。
基本的に桃系統の果物は表皮に近い果肉ほど甘くておいしいので、念入りにワッサーを洗ったあと、皮つきのまま切っていただきます。
切り方は桃と同じで、全体に8等分した切り目を入れて、種から果肉をもぎ取るように剥いでいきます。
採れたての新鮮なワッサーはリンゴのように硬いので上記のような切り方ができます。時間が経って熟れたワッサーは柔らかくてもぎ取るのが難しいことがあります。
ワッサーの切り方
おすすめはワッサー(スイートリッチ)のお取り寄せ
一番間違いないのは、地元長野の直売場から送ってもらう方法です。
実家から送ってもらったワッサーは2kgで2,500円(送料別)で、「スイートリッチ」という種類のワッサーでした。
スイートリッチの特長は、皮は一見すると黄色みのかかった白桃に近く、果肉の色が黄桃のように黄色く、ネクタリンの果肉のような赤みのさしがほとんどないところです。白桃とネクタリンがバランスよく交配されている印象です。味は、甘味が控えめ、果汁少な目、コリコリとした食感です。果肉を切る時も桃のような柔らかさはなく、りんごや柿に近い硬さがあります。
最初にワッサーを味わうなら、この「スイートリッチ」を強くお勧めします!
ネットで探してみると、ワッサー誕生の地である「須坂市」の「宮尾農園」で取り扱いがありました。
価格も以下の通りでお手頃!(2019年8月時点)
・ワッサー3kg(8玉~12玉)2,500円
・ワッサー(スイートリッチ)???
※送料別(関東で1,100円)
2019年8月時点で完売していたので7月中の予約が良さそうです。楽天だと安くても訳あり品で2500円~なのでお取り寄せのチャンスがあればぜひ! 購入方法が着払いや銀行振込なのでその点はご注意ください。
ネットでお手頃な「訳ありワッサー」ってどうなの!?
冷蔵便で3kg送料込み、3,490円。価格としては地元の直売場から購入するのと同等ですが、品質はちょっとビミョーでした。。食べ慣れてるワッサーというより、ネクタリンに近い印象です。
内容量は12玉で、大きさや色味がそれぞれ違い、全体的に大振りです。皮の色味は赤めで、触った感触は桃のように少し柔らかく、果肉もネクタリン独特の赤い差しが多め。味は甘め、硬さもコリコリした食感はあるものの柔らかさがありました。ちょっと熟してるのかもしれません。
一般的に果物の訳あり品といえば、外観にスレ傷痕、変形等、外観レベルの欠点なので味は問題ないとされますが、ワッサーの品種による違いかもしれませんが食べ慣れている味と違っており、ワッサーというより硬いネクタリンでした。。
訳あり品なので皮のキズが目立ちました(これは仕方ない!)。
桃系統の果物は表皮に近い果肉ほど甘くておいしいので、食べ方は皮つきが基本ですが、皮のキズが多いと食感が悪くなります。
結論から言うと、ワッサーの訳あり品は当たりはずれがありそうなのでお勧めできないです…。
直売所の価格帯が「訳あり品価格」となっていて割高感もあります。もし、購入するのあれば、贈答用かワッサーの品種の明記されているものをお勧めします。
試しにワッサーを食べたい場合
試しに買うなら、長野県農協の直販ショップがお手頃でおすすめです。
地元長野のスーパーなどで出回っているのが長野県農協のワッサーだと思うので、地元の味が楽しめるはずです。
取り寄せは絶対に「冷蔵」or「クール便」で!
郵送方法は「冷蔵」や「クール便」で頼みましょう!
ないと思いますが、ワッサーの場合は常温は絶対避けましょう。
熟すとコリコリした食感がなくなるので、常温で郵送すると味や食感が落ちます。届いたらすぐに冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。
ワッサーの美味しさは「甘さ控えめ&食感のコリコリ」なので、冷蔵が基本です。冷蔵庫に入れていても熟してくると柔らかみが出てくるので、もぎ立てを少量ずつ購入して食べるのが美味しさを楽しむコツとなります。
長野で買うなら
長野市の長沼農産物直売所「アグリながぬま」が間違いないです。地元民でいつも賑わってます。
午後には売り切れてしまうことも多いので、買うなら午前中に!
さいごに
夏にしか食べられないワッサー。まだ食べたことがないならぜひお試しください!
甘みも酸味も控えめで、果汁も少なく、コリコリした食感がとてもおいしいです。固い桃やスモモが好きなら、きっと好きなはず。
桃の甘味と柔らかさが苦手な私も好きなフルーツです。一度食べるとハマっちゃうのでご注意ください!
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